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NICO HÜLKENBERG

テストドライバー


20才の新人ニコ・ヒュルケンバーグは、2008年シーズンの柱となる3人のドライバーの仲間入りを果たした。ドイツのライン川沿いにあるエメリッヒ出身のヒュルケンバーグは、昨年12月にスペインのヘレスでチームに対して行われたテストにおいて、実車、シミュレータ、筆記を通した評価の結果、チームの公式テスト・ドライバーに指名される。

このような責任の重い任務には一見若すぎるかのようだが、1997年に10才でカートレースにデビューしたヒュルケンバーグには、すでに10年以上のレース経験があった。2002年にはドイツ・ジュニア・カート・チャンピオンの座を手に入れ、その翌年にはドイツ・カート・チャンピオンシップで優勝。これはヒュルケンバーグ以前にも、ミハエル・シューマッハをはじめとする有名ドライバーを輩出しているチャンピオンシップであり、モータースポーツでは輝かしい道のりと言える。

フォーミュラ・ワンへのシューマッハの進出と同じ頃、ドイツでもっとも卓越したドライバー・マネージャーであるウィリー・ウェーバーが、ヒュルケンバーグを見出して迎え入れる。

2005年、カートレースからシングルシーター・レースへと移行し、始まったばかりのレーシング・キャリアに重要な一歩を踏み出す。そして、ドイツ・フォーミュラBMWでデビューを果たしてチャンピオンシップを難なく制覇し、20回出走のうちポールポジション8回、勝利9回を収め、チームメイトで名前が同じ、ニコ・ロズベルグと同じ成績を収める。

ヒュルケンバーグは過去3シーズンにドイツ・フォーミュラBMWチャンピオンシップ、ドイツF3、A1 GP、およびフォーミュラ・スリー・ユーロシリーズに参戦。これら多岐にわたるチャンピオンシップでの出走68回のうち、25勝と14回のポールポジションを獲得し、フォーミュラBMW ADAC タイトル獲得のほか、ドイツ代表チームによる2006/2007年A1 GPタイトル獲得にシリーズのルーキーとして貢献している。

ヒュルケンバーグは、ベルギーのゾルダー・サーキットで開催されたアルティメット・マスターズ・オブF3での勝利など、数々のチャンピオンシップ以外のレースでもその強さを発揮している。AT&Tウィリアムズ・チームでのF1テスト・ドライバーとしての務めを果たす一方、2008年にはフォーミュラ3ユーロシリーズに再び参戦を予定している。参戦するレーシングの全カテゴリーで今日に至るまで常に成功しているヒュルケンバーグにとって、チームでのテスティングは、フォーミュラ・ワンへと進むその才能に磨きをかける場となることは間違いないだろう。